息切れ・むくみ
「年のせい」と思う前に、
一度ご相談ください
以前は平気だった階段や坂道で息が切れる。夕方になると足がむくむ。こうした変化を「年のせい」「運動不足」と考えて、そのままにしている方は少なくありません。
息切れやむくみの陰には、心不全や狭心症、心臓弁膜症などの心臓の病気が隠れていることがあります。肺の病気や貧血が原因のこともあり、症状だけでは区別がつきにくいため、心臓と肺の両面から調べることが大切です。
次のような場合は、すぐに救急車(119番)を
- 突然、強い息苦しさが起こった
- 横になれないほど苦しい、話すのもつらい
- 胸の痛みや冷や汗を伴う
- 唇や顔色が紫色になっている
当院へのご連絡より先に、救急車を呼んでください。ご自身での運転はお控えください。
息切れの主な原因
息切れは、心臓・肺・血液など、体に酸素を届けるしくみのどこかに問題があると起こります。
心臓の病気
心不全、狭心症(息切れだけが症状のこともあります)、心臓弁膜症、心房細動などの不整脈、心筋症など。
肺の病気
喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺炎、間質性肺炎など。咳や痰、ゼーゼーする音を伴うことが多くあります。
そのほか
貧血、甲状腺の病気、肥満や運動不足、不安やストレスなどでも息切れが起こります。
むくみは「両足」か「片足」か
むくみは、すねやくるぶしを指で10秒ほど押して、へこんだあとが残るかで確かめられます。両足か片足かで、考えられる原因が変わります。
両足がむくむ
心不全、腎臓や肝臓の病気、甲状腺の病気のほか、お薬(血圧の薬の一部や痛み止めなど)が原因のこともあります。長時間の立ち仕事や下肢静脈瘤では、夕方に強く朝に軽いむくみが出ます。
片足だけが急にむくむ
痛みや熱っぽさ、赤みを伴う場合は、足の深い静脈に血栓ができる「深部静脈血栓症」の可能性があります。血栓が肺に飛ぶと危険なため、早めにご相談ください。
受診の目安と、当院での検査
早めにご受診ください
- 以前はできた動きで息が切れるようになった
- 数日で体重が2kg以上増えた
- 夜、横になると息苦しく、座ると楽になる
- 足のむくみが続いている、だんだん強くなっている
- 咳や痰が長く続いている
当院でできる検査
- 胸部レントゲン:心臓の大きさや、肺に水分がたまっていないかを確認します
- 心電図:不整脈や心臓の負担のサインを確認します
- 血液検査:心臓の負担を示す値(BNP・NT-proBNP)、貧血、腎臓や甲状腺の働きを調べます
- 心臓超音波検査(心エコー):ポンプの力や弁の状態を調べます
- 呼吸機能検査:喘息やCOPDなど、肺の病気を調べます
心臓と肺の両面から原因を整理し、必要に応じて専門の医療機関をご紹介します。
受診の際に教えてください
- いつごろから、どんな動きで息が切れるか
- 以前と比べて変わったこと(階段を何階まで上れたか など)
- 夜、横になったときの息苦しさの有無
- むくみの場所と、体重の変化
- お薬手帳、健診の結果
気になる症状は、早めのご相談を。
「歳のせいかな」と思っていた息切れが、心臓のサインであることもあります。
長岡のかかりつけ医として、お待ちしています。