心不全診療ガイドラインが改定されました
- 翔平 岸
- 5月4日
- 読了時間: 2分
3月末に参加した日本循環器学会学術総会に合わせていくつかの診療ガイドラインが改定、発表されました。日本循環器学会では診療ガイドラインを無料で公開しており、私も日々の診療に役立てています。心不全診療ガイドラインは疾患が含む領域が多岐にわたることもあり、膨大な内容となっています。本ブログで紹介することも考えたのですが、内容が多いことや、図表などの引用は学会から許可を得なければならないとのことでしたので、断念しました。
本ガイドラインで特筆すべき内容として、一般の方々に知っていただきたい内容を平易な言葉で説明した「第16章 市民・患者への情報提供」です。内容は極めて薄い(失礼)ものですが、まずはなんとなくでも心不全という疾患を皆さんに知ってもらうことが重要なのだという学会の思いが伝わります。日本では高齢化に伴い当面は心不全患者が増え続けていくことが予想されており、心不全という疾患を一般の患者さんたちに知ってもらう一助となるよう、本ブログで紹介させていただきました。個人的には図54の人生会議について説明したことは、非常に重要かつ画期的なものだったのではないかと思います。最後にリンクを貼っておくので、第16章だけでも一度ご覧になってもらえばと思います。
