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院長ブログ


つらい花粉症の季節を乗り切るために
スギ花粉が飛散する様子(AI生成) こんにちは。院長の岸です。 春らしい日も増えてきましたが、それと同時に「鼻がムズムズする」「目が痒い」といった症状でお悩みの方が増えてくる時期ですね。 今回は、今や国民病とも言われる「花粉症」について、その種類や治療法についてお話しします。 1. 日本の花粉症の代表格:スギとヒノキ 日本の花粉症の約7割は スギ花粉 が原因と言われています。 スギ花粉(2月〜4月頃) 日本の森林の多くを占めるため、飛散量が多く、広範囲に影響を及ぼします。 ヒノキ花粉(4月〜5月頃) スギ花粉のピークが終わる頃に飛び始めます。スギと共通のアレルゲン(原因物質)を持っているため、スギ花粉症の方の多くがヒノキにも反応し、症状が長引く原因となります。 その他、初夏にはイネ科、秋にはブタクサやヨモギなど、季節ごとに異なる花粉が飛散しています。 2. 「もしかして風邪?」通年性アレルギーの可能性 花粉の時期以外にも鼻炎症状がある場合、 通年性アレルギー性鼻炎 の可能性があります。 原因の多くは ダニ(家塵・ハウスダスト) 、ペットの毛、
6 日前


健診の「LDLコレステロール値」とどう向き合うか―将来の心血管リスクを抑えるための考え方
健康診断でLDL(悪玉)コレステロールの数値を指摘された際、どのように対応すべきか迷われる方も多いかと思います。脂質異常症は自覚症状がないため放置されがちですが、長期的な視点で血管の健康を考えることが、将来の心筋梗塞や脳梗塞の予防において重要です。 本日は、最新の動脈硬化性疾患予防ガイドラインに沿った、当院の診療方針についてお伝えします。 健診でコレステロールの異常を指摘されたら(画像はAI生成) 1. 血管への「累積曝露量」を考慮する 近年の研究では、動脈硬化の進行は、LDL-C値の高さだけでなく、その数値にさらされた「期間」の積(累積曝露量)が関係していることが報告されています。 一次予防(発症前の方):Lower for Longer 若いうちから適切な数値を維持し、血管への負担を「長く」抑えることが、将来の疾患リスクを低減するための戦略(Lower for Longer)として注目されています。 二次予防(既往のある方):Lower the Better 既に心血管疾患を経験された方の場合は、再発抑制のために、より厳格な目標値を目指す(L
2月20日


除雪は「命がけのスポーツ」?除雪の際の心臓のリスクと守り方
今年の長岡市は今のところ例年よりは雪が多くないようですが、今週は大雪が予想されています。 我々にとって冬場の雪かきは必要不可欠な行為ではありますが、あまりにもドカ雪が降ると、朝起きて外を見るのが憂鬱になります。実はこの「雪かき」、心臓にとっては驚くほどの負担がかかっていることをご存知でしょうか。 今回は、なぜ除雪が心臓発作を引き起こしやすいのか、そして命を守るために何に気をつけるべきかをお伝えします。 強い負荷となる雪かき(画像はAI生成) 1. 雪かきは「全力疾走」と同じ負荷 研究によると、 重い雪をスコップで持ち上げる作業をわずか10分間続けるだけで、心拍数は最大心拍数の97%にまで達する ことが報告されています。これは、スポーツジムでの全力のランニングや、心臓の負荷試験(トレッドミル検査)の限界レベルに匹敵します。 普段運動習慣のない方が、氷点下の屋外でいきなりこのレベルの激しい運動を行うことは、心臓にとって極めてハイリスクな行為です。 2. なぜ「冬の除雪」は心臓を狙い撃ちにするのか? 単なる重労働以上に、冬の除雪には心血管イベントを引き
1月19日
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